代表/俣野 泰司 (またのたいじ)について

 大学院では材料開発工学を専攻して、専門的な知識のみならず、新しい開発を長期的な展望でどのように取り組むかの基礎的な考え方を学びました。その後大手鉄鋼メーカー系列の製鉄プロセスで使用する材料の製造会社に就職し、そこでの36年間は、会社の主流ではない新規の事業であるセラミックスの研究開発、生産、営業に従事することで、企業がどのようにして技術開発に取り組むべきかの考え方を実践しました。  

 具体的には、新規材料開発の取組、生産部門での見積業務、製造コスト分析、投資に関わる経済性の検討等のマネジメント、営業部門でのマーケティング、新規顧客の開拓、顧客との共同開発に関わるマネジメント、倒産時の代金回収等、ほとんどすべての業務を経験を経験しました。  

 その成果としては10件以上の特許出願、半分以上は新規顧客との共同特許出願にて、その製品の独占販売権を得ています。また、顧客でありかつ親会社である鉄鋼メーカーからの要求に対して互角に渡り合うロジックや交渉力で年間数千万円の案件をいくつも製品化してきました。また電気機械産業分野での顧客ニーズに応えながら、セラミックス部品の商品企画、販売を実践しました。  

 このような独自の経験は、対象は違っても、長期に渡って安定した売上を得たいと思っている中小企業の経営者の方々が、かならず成功する開発体制の下で付加価値製品を生み出し新たな取引先の開拓ができるしくみを自社で構築できるという根拠となり得ると考えています。それがこのコンサルティングを行う理由です。  
  

〈保有学位、資格等〉 
 九州大学大学院総合理工学研究科材料開発工学 修士課程修了
 中小企業診断士 ファイナンシャルプランナー(CFP)