【SPR通信6号】 あたらしいものを開発する際に自社技術以外に重要なこと

 自社の技術がすばらしく、とりかかった製品開発に適合した技術を保有していて、ニーズに適合した顧客もいて……ぞれでもなかなか売上に結び付かないこともしばしばあります。一番の原因は顧客にも期限があり、いいタイミングが合わなかったということです。なぜそうなったか、を考えるとき、自社に設備はあるけど本業が忙しく、新規の開発に向け余裕がなかったとか、必要とする技術の中で自社で賄えない技術があり、外部に頼りたいけど身近にそんな会社がなかったとか、たとえあっても相手にしてくれなかった、コストが高かった、理由づけするときりがありません。
 うまくいかない原因は開発体制のしくみが不足しているから。しかし、そのしくみは、その会社の規模、業界によって異なるます。規模がある程度大きな会社ではそれなりのしくみはあると思いますが、もっと効率がよくなるしくみが必ず存在します。内部の人たちに気づいていないか、そこまでの効率化を潜在的に認めていないだけです。規模の小さな会社ではしくみができていなかったら、創ればいいだけです。