【SPR通信10号】 企業における研究開発は投資であり消費ではない
こんなこと当たり前とほとんどの人が思うかもしれないけど、これを実践している例は日本の会社では1%以下であり、ほとんどの会社(たとえ有名な上場企業でも)は消費で終わっているとのことを30年前に結論しました。消費であることの良し悪しは社長等が決めることであり、それには言及ません。ただ「なんともったいないことかな~」と思います。開発したら何十万、何百万のお金が外部に出ていきます。だから、たとえ失敗してもそのコンテンツがいつか何等かの形で役に立てば、それは消費でなく投資になります。
どうすれば投資になるか、これも当たり前ですが、すべての開発した過去の情報、成功例・失敗例をいつでも引き出せるようなシステムを創ればいい……この結論は正しいけど、どうようにするの……次に考えるのはありふれた答えである…データベース、もっと進化して DXとかいうのが今の流行です。そうなったら、やはり時間とお金が必要との結論でなかなか前に進まみません。ましてや小さな会社はそこであきらめてしまいます。一番重要なことは、当事者である社長を含むすべての方々が『せっかく苦労して自分たちがしてきたことを無駄にしたくない』という意識と、そのために日頃の業務に取り組みながら、そこに楽しさを追求していくような、泥臭い仕組みであり、それが会社にあればきっと実現するものです。