【SPR通信17号】 新製品開発のためにキーマンは必要か?

 中小企業の場合、大企業ほどの人材は揃えられない……かといって、無い物ねだりは禁物です。しかしそのために新しいことのチャレンジをやらないというのは、やはりもったいないことだと思います。時間、お金、人材はすべて二の次で、社長や経営者の方が決めたら、それでほぼ半分は成功と言っても過言ではありません。社長がキーマンになればいい話です。どの会社も、経営しているにはその会社のコア技術があるものの、成長するための仕組みができていないから、そこからの変化が遅いだけです。
 先週のメールでラグビーのことを話題にしましたが、あのスポーツほどまとまりが一番必要なスポーツはないと思います。野球やサッカーの方が優れた選手の勝利への影響力は大きいと思います。(スポーツに関しては素人の意見ですからこごで止めておきます)
 ただ私の頭の中にある理想的な開発の進め方は強いチームのラグビーそのものです。スビートが一番、タックルされたときはボールを奪われないようにすぐに味方がきてラインを整え、スクラムハーフが次のプレーを始める。それを繰り返すうちに必ずトライが決まる。開発の成功はそのトライを積み上げていくだけ。だからキーマンはいるに越したことはないけど、スピードをもってみんなでパスを回すことが一番です。ただし、個人個人の足腰の強さは必要です。会社でいう「足腰の強さ」とは日常の仕事を飽きずに手を抜かず継続して行える習慣です。それも社長次第で、みんながマスターして成長していくものです。