【SPR通信23号】 製品開発の前に必要な習慣

 製品開発で一番むずかしいことは、何を開発するか、です。すなわちテーマ。そのために必要なことは、テーマを決めて、それを実行するかしないかを判断すること。そのために習慣としてやっておかねばならないことはf幅広い情報収集です。それも社長自身が腑に落ちるまで体で感ずることであり、決してweb-siteやAIでの調査ではありません。
 まだ若いころ、会社の技術研究所の所長の方がいつも暇を持て余して、仕事をしている事務所に来て(あの頃は所長室なるものあった)我々若い研究者に『お前たちはが一つ研究の依頼書を書いたらいくらかかるか知ってるか。50万円はかかる』『もったいないから、下らぬ研究はするな。そんな暇があったら、飛行機代5万円使って東京へ行って、お客さん回って来い!』といつもおっしゃってたことは、『当然』と思い、その後の考え方の軸の一つになりました。
 地方に会社のある社長は、定期的に東京に出向いて諸々の情報を得たり、ダーゲットとなる業界の会社の最先端の部署に接するために、全国を駆け巡ったりすることを習慣にすれば、それを実行した後に、開発のアイデアとかに変化していくものです。地元の商工会議所みたいなところで情報交換してもあまり役に立つものではありません。一方都会に
会社をおく方々は、外国、特にアメリカ(業界によっては欧州)での最先端の情報に触れるべきです。今は規模が小さな会社でも意識はまずは幅広い視野をもつことは、そんなに
お金をかけなくてもできることです。それを習慣にしていけば、自ずと会社を成長させるあたらしいアイデアが浮かんできます。